黒谷 都 プロフィール |
1974 |
人形劇団に入団し、人形遣いとして活動を開始 |
1977 |
『銀猫商會』を旗揚げ以後2002年迄、主宰をつとめる
(その間、舞踏集団に在籍し研鑽)
『銀猫商會』公演作品では、全13作品、企画制作主演をつとめる |
1994 |
国際交流基金・人材派遣事業の助成を受けチュコへ研修(ペトル・マターセク氏、ヨゼフ・クロフタ氏に師事) |
1995 |
帰国後ソロ活動開始 |
1998 |
ペトル・マターセク氏を講師に招き、オブジェクトシアターを学び、日本の現代人形劇を探る長期ワークショップ「人形演劇プロジェクト2000」を企画 |
現在、自己の表現を以下のように規定している。
genre:Gray=奉仕的物体と利己的肉体或いは利己的物体と奉仕的肉体によるグロテスク |
genre:Grayの活動において、組む相手によりコードネームを立て表現活動を行っている。(『』内がコードネーム、「」内はタイトル) |
1999 |
9月『Ku in Ka』公演 progressive note 0 未熟な出産」(ソロ) |
2000 |
優秀人形劇顕彰制度において、「人形演劇プロジェクト2000」の活動に対し功労賞受賞 |
2001 |
2月 日本=マレーシア現代演劇コラボレーション「あいだの島」操演参加
6〜12月 パントマイミストとのデュオ「譫言」 |
2002 |
2月 ピアニストとのデュオ「ドビュッシー・12のプレリュード」
8月11月12月 岡本芳一作品参加「ハッピーエンド」(ソロ)
8月 『魚鱗館』(オブジェクトシアター)「路を彷徨う」(デュオ) |
2003 |
5〜6月 『魚鱗館』ラオス・タイ公演
優秀人形劇顕彰制度において『魚鱗館』「路を彷徨う」銀賞受賞
9月 『Ku in Ka』公演「progressive note 1 未熟な死」(ソロ)
12月 genre:Gray WS 実験公演「月の娘たち」作劇演出 |
2004 |
4月 『Ku in Ka』公演「progressive note 2 不在」(ソロ)
12月 『KUROSOLO』壱番「半月2004」 (ソロ) |
2005 |
8月 『Ku in Ka』公演「progressive note 3 黒化」(ソロ)
12月 『ake_miya』公演 「メモラビリア』(アンサンブル) |
2006 |
1月〜 固定メンバーによる継続的なワークショップを開始
6月7月8月9月 モノとの即興ライヴ『KUROSOLO』弐番「SYU INN]
8月 いいだ人形劇フェスタ『ake_miya』「メモラビリア」招待参加 |
2007 |
2月 『Ku in Ka』公演「progressive note 4 循環畸系」(ソロ) |
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海外公演 |
1987 |
ヨーロッパストリートパフォーマンスツア敢行 約6ヵ月間、13カ国を帽子銭で旅をする |
1989 |
第二回ヨーロッパストリートパフォーマンスツア敢行
オランダ.ザンフォートファンフェスティバル
フランス・オーリヤックストリートアーティストッフェスティバル参加 |
1991 |
ソビエト連邦キエフ国際人形劇フェスティバル招待参加 参加作品:ぽんちbyフークロ「猫のバーニー」 |
1994 |
国際交流基金人材派遣事業の援助を受け、チェコ共和国へ研修
ドラック劇場のヨゼフ・クロフタ氏ペトル・マターセク氏に師事 |
1997 |
フランス・シャルルビルメジェール国際人形劇フェスティバル招待参加 参加作品:KUROSOLO壱番「半月」 |
1999 |
スイス・フリブールで招待公演 参加作品:赤ずきんの血族(半月の1パート)
チェコ国内14劇場にてKUROSOLO壱番「半月」公演 |
2001 |
日本=マレーシア現代演劇コラボレーション 『あいだの島』マレ−シア公演参加 |
2003 |
魚鱗館タイ・ラオス16ケ所公演参加 参加作品:路を彷徨う |
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その他
市川猿之助歌舞伎「独人道中五十三駅」にて化け猫操演
「加賀見山再岩藤」にて骸骨を操演 (双方レギュラー)
NHK連続歴史人形劇「平家物語」操演 |
「かわせみの家」(統合失調症者の作業所)にて「人形劇の時間」を講師として継続黒谷都のニンギョウゲキは、人形と人形遣いの在る表現であり、その関係により、心象の物語りを立ち上がらせる。
『人形劇を他のジャンルと分ける要素は「人形と人形遣いのいる演劇表現」』というポーランドの演劇学者、ヘンリク.ユルコフスキー氏の規定に立ちつつ、その精神風土には、古来からの傀儡が息づき、自身と人形の水平な関係、また、命が両者を行き来するやわらかい幻惑に特徴がある。
人形とともに修練して止まぬ技を駆使した表現を追い求め、更にそれを押し退けて現われる、表現の衣を着ない原初の表出を探って行こうとしている。 |