ビアウィストック人形劇場「ショパンー印象」浜松公演にて |
「La Machine−ラ・マシン−」横浜開港博Y150プレイベント最終日(2009年4月19日) 横浜の港が開港して今年で150年たつのだそうです。それを記念して横浜港のあたりで博覧会がひらかれています。 そのプレイベントが4月に開催され、フランスの巨大オブジェクト人形劇団「ラ・マシン」 が日本初上陸し見事な パフォーマンスを繰り広げました。横浜港に漂着した巨大なクモが二匹、暴れ回り、出会い遊び、そして別れていく。 生演奏との組み合わせはなんとも感動的な世界を見せてくれました。写真は最終日二匹のクモが街を練り歩くパレード。 人が一つの足を一人が操作し、微妙な演技を可能にしている現代的カラクリ人形は見事な役者でありました。 (クモの巨大オブジェは開港博Y150はじまりの森会場で展示&歩くパフォーマンスをしています) |
2008年来日劇団
フィンガーマン
ディーバ(歌姫)
2007年来日劇団
海外人形劇団観劇レポート第四弾 2007年10月20日(土)『モルゲンシュテルンと宵の明星』:出演:ティネオラ劇場 終演後の舞台 会場:横浜人形の家あかいくつ劇場 主催:よこはまチェコ人形劇実行委員会 チェコ、プラハを拠点に世界的に活動をしているティネオラ劇場の日本初公演。 二つの漏斗(ろうと)が旅に出ました。というクリスティアン・モルゲンシュテルンの不思議な詩にあわせて 場面は進んでいきます。深い色合いの絵本のような世界の中に奇妙で魅力的な生きものたちが登場しました。 ◎出演 ティネオラ劇場 ミハエラ・バルトニョヴァー(役者、画家、デザイナー) ラルフ・ルーク(役者、音楽家) ◎朗読(日本版) 鐙 龍光 製作スタッフ ◎人形美術 デザイン:ミハエラ・バルトニョヴァー 人形製作:アントニン・ミューラー ◎照明デザイン: ラルフ・ルーク ◎音楽: ラルフ・ルーク 日本版舞台スタッフ ◎ステージ・マネージャー: マルチン・カドレック(ティネオラ劇場・人形美術家) 国府田 圭一 ◎照明: 国府田 圭一(日本版デザイン) 久保 牧子(日本版オペレート) ◎音響: 石井 秀明(日本版オペレート) ◎通訳: ペトル・ホリー(チェコセンタージャパン所長) 梶原 初映 ◎劇中詩 翻訳: 北村 真平 ◎主催: よこはま・チェコ人形劇実行委員会 |
海外人形劇団観劇レポート第三弾 2007年10月14日(日)『-英国伝統人形劇- Punch&Judy』京都公演:出演:ロバート・スタイルズ の終演後の舞台 会場:同志社大学今出川校 寒梅館内 クローバーホール 主催:人形劇サポートシステム・シアターズーイ 英国のパンチとジュディ。名人だったパーシープレスが初来日したのは1973年、その後パーシープレスjr.に引き継がれ そのJr.も亡くなって、クイーンズイングリッシュのパンチは久しぶりでした。以前、初めて見たときはパンチが誰でも かまわずたたき飛ばすのに爽快感を感じて笑って終わったという印象でした。 時代は変わり、暴力的な事件が多く伝えられる今はパンチのパンチは少々控えめな感じで(スタイルズ家のやりかたかも しれませんが)それはむしろ痛々しく、思えました。お客さんの反応もたたくところで身を引くような感じでした。 見る側も笑うには痛すぎるのか?あるいはもっと威勢よくたたけばあっけらかんと出来るのか、そんな事を考えました。 |
★2007年 海外劇団来日公演ピックアップ・レポート第二弾 「バブーシュカ・テアター」(ドイツ) 10月9日(火)プーク人形劇場 『かえるの王様』(グリム童話より)『ものぐさイェメリア』(ロシア民話より) ドイツ、エッピンゲン市にあるバブーシュカ・テアターはバーバラ・シェールが 一人で演じる人形劇場。今回は二回目の来日公演となる。 テーブル人形劇でバーバラの腰の高さほどのところで人形は遣われる。最近よく見かける出遣いで語りを交え、話を読み聞かせていく 一見、そんなお芝居に見えるが、バーバラの舞台は他の人にはたぶんまねることも出来ないと思う。 人形と語りは微妙な間合いでシンクロしていき、ある時は人形の表情をクローズアップするような演技を見せたり、ナレーションを 聞かせたり、自然に変化して物語を盛り上げ、伝えていく。彼女のステージは皆が悩むような表現を軽快にクリアして見せてくれる そんな印象をうけた。(写真は終戦後の『ものぐさイェメリア』の人形達) |
★2007年 海外劇団来日公演ピックアップ・レポート第一弾 「オストラヴァ劇場」(チェコ) 8月いいだ人形劇フェスタにて上演された『垣根の裏のオオカミと四つの昔話』 有名な狼が登場する童話を四話組み合わせ、オムニバス形式で上演。よく知られた内容で、 チェコ在住で活動している沢則行氏による演出はスピード感のあるエンタテインメント作品 として楽しく仕上がっており、人形も工夫が凝らされて観客の驚きと笑いをさそっていた。 飯田だけでの上演となったのは残念。各地でのツアーが展開されればと思う。 劇団ホームページ(英文)http://www.dlo-ostrava.cz/english/predstaveni.php?hra=vlci いいだ人形劇フェスタでは他海外から韓国の人形劇団 「劇団“はる”」による 『韓国むかしばなし』〜3つのトラのおはなし〜やラオスと日本の合作 「チェオ・ボン」の『 僕らの森には・・・』上演もあった。 今年は「百鬼どんどろ」の連続公演など国内の劇団が充実していたようだ。 |
2005年11月5日<15:00〜16:30>・6日<14:30〜16:00>
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●ピシュカンデルドゥラー “Piskanderdula(ピシュカンデルドゥラー)”ということばは、こどもが壁に書いたらくがきから生まれました。このことばには何の意味もありません。けれども、このパフォーマンスを言いあらわすのには、ぴったりのことばなのです。人形劇「ピシュカンデルドゥラー」は、さながら人と生き物の博覧会。ぶらんこ乗りやガイコツ、向かい合うボクサー、やせこけた馬など、さまざまな個性あふれる木彫りの人形たちが登場します。ダンスや滑稽なしぐさに見入ってたのしんでいたかと思うと、いつのまにかうす気味悪い空気が漂っていたり。なつかしいけど、どこか変。変幻自在でシュールな世界。ガタゴト手まわしオルガンの音色にのせて、奇妙でおもしろくて、そしてちょっぴり不気味な、チェコの人形劇をおとどけします。 |
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●出演/創作 ・ヴェラ・ジーチャジョヴァー ――出演・人形操演・演奏 ・フランティシェク・ヴィーテク ――美術・人形制作・音楽 ヴェラとフランティシェクのふたりは、世界各地で高い評価を受けているチェコの人形劇団DRAK(ドラック)で、ともに劇団員として活躍していました。しかし、チェコスロヴァキア時代にコミュニスト政権による規制や思想の弾圧に抵抗をおぼえ、政権の管理下から逃れようと劇団を去ります。その後、22年間の劇団での経験を活かして「まったく新しい人間のことば」としての人形劇を模索・創造しつづけ、現在に至ります。かれらは、チェコの人形劇が復興し、再評価されている現代において、主導的な立場にあるといっても過言ではないでしょう。それと同時に、このふたりは「絶滅危惧種」でもあります。ふだんはチェコの片田舎フラデツ・クラーロヴェーの古い家で隠遁生活。めったに人前で人形劇を披露することはありません。チェコで足しげく劇場に通っているひとでさえ、彼らのステージを観られることはまれなのです。ましてや日本では……。 この機会に、ぜひお見逃しなく。 *公演はチェコ語でおこなわれますが、セリフは少なく、ことばがわからなくてもおたのしみいただけます。 (宣伝チラシより) |
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チェコ共和国 ヂバドロアルファマリオネット展の会場(高崎シティギャラリー)にて <撮影:Hidebo> ほんの少しですが雰囲気だけでも感じていただけるよう、劇団のご好意により写真を掲載させていただきました。 |