人形劇を読み解く会の本

『人形があるから演劇がオモシロクなる』

NINGYOU

−人形劇を読み解く会 40回記念・記録集−

B5判 92ページ/頒価1000円(送料別)


 1950年代を切り拓いた

 「劇人形たち」

 ■人形座再発見の会■
 人形劇を読み解く会主宰、加藤暁子さんが所属していた「人形座」の展示会

2004年9月18日(土)〜9月26日(日)1950年代を切り拓いた「劇人形たち」展
主催:人形座再発見の会 (ノイエス朝日=新前橋にて開催)
「人形座」(1952年から1963年)は戦後日本の人形劇史に画期的な創造活動を展開しました。この展覧会はその多彩な活動の記録を伝える初めての機会です。新前橋の会場は広さもよく見やすく展示されています。11月には銀座で開催、2005年3月にはとらまる座(香川県ひがしかがわ市)でも開催しました。2005年8月に飯田人形劇フェスタでも展示予定
(写真はノイエス朝日にて撮影)


 ホームページがあります。どうぞご覧下さい。
 http://taro.readymade.jp/ningyouza/
 1950年代を切り拓いた「劇人形たち」

 この展示会にあわせて人形座の記録が「人形座再発見」という本になりました。
 また、「人形座脚本集」も発売になります。
《人形劇の勉強をしなおしたい。日本のことをもっと知りたい、
特に自分が身を置いてきた近・現代の人形劇について、深く考え
てみたい。そのための勉強会をしたい》−−毎回、話題提供者を
お願いして40回。その記録が、参加者の思いとともに、1冊の
かたちになりました。                   

■目次■                            

言い出しっぺの独り言  はじめに・・・・・・加藤暁子
人形劇を読み解く会の歩み・・全40回のテーマとゲスト一覧
人形座の『仲よし』雑感・・・・・・・・・・・井村 淳
糸あやつり人形劇 ダーク一座の軌跡・・・・・吉本信一
人形劇からの日英文化交流史の試み・・・・・・岩田託子
表現主義に関する二、三のこと・・・・・・・・手島修三
築地小劇場「人形座」宣言文・・・・・・第4回例会資料
お茶菓子ア・ラ・カルト 閑話休題・・大谷節子+石松道子
人形劇あれ?これ!・・・・・・・・・久保牧子+新井智子
海外の人形劇・・・・・・・・・・・・・・・・松沢文子
現代人形劇はどこから来てどこへ行くのか・・・田中秀郎
ひとみ座の「プルチネラ」・・・・・・・・・・石井秀明
夢の人形劇大学 in Japan・・・・・・鐙 龍光
参加者より
 寄稿・・大井弘子+玉木暢子+丹羽尚子+横川裕子+加藤知子
読み解く会で話題にしてきたこと・『パペットマーケット』より
40回を内容から振りかえると 解説・・・・・加藤暁子

いいだ人形劇フェスタ2005にて上演された『小さいお城』の一場面


「言い出しっぺの独り言」より抜粋−
「(前略)日本の人形劇の問題点が少し分かり、人形劇について深く考えたいと願っているたくさんの人たちと知り合いになれました。
(中略)

1.近・現代の人形劇のいくつかのポイントとなる出来事について、ある資料のかたまりができたこと

2.人形劇の研究において不足していると思われる点(作品論、演出論)に気付いたこと

3.人形劇のある特定の課題に強い関心をもっており、その関心を持続し続けるだろう何人かの人たちに出会えたこと

4.さらに、なにより嬉しく思えるのは、学者でも研究者でもない、ごく普通の人形劇大好きな人たちの中に、人形劇についてしっかり考え、 それを自分の言葉で語れる人が生まれつつあること(後略)」

「人形があるから演劇がオモシロクなる」のご注文はパペットパークへメールでどうぞ!
氏名・住所(送付先)・注文部数を記入してお送り下さい。本と振込用紙をお送りいたし
ますので到着後振り込んで下さい。(送料は書籍代とは別になります)        

メールアドレス:post◎puppetpark.com宛にメールでお問合せ下さい。
(申し訳ありません、迷惑メール対策のためアドレスをコピーし◎を@に変えてご使用下さい。)
日本の人形劇の近代から
現代の140年にわたる出来事を
まとめた
『日本の人形劇1867-2007』
をご紹介します。
加藤暁子著 法政大学出版局刊


読み解く会で話された内容もあり、
そして新しい情報も多く加えられ、
読み応えのある一冊になりました。
人形劇の今がある背景を知るきっかけに
なるかもしれません。
是非とも、お読み下さい。

パペットパークから一言、宣伝!

パペットパークを開設しているHideboです。
人形劇を読み解く会に何回か足を運び、人形劇のいろいろなお話を伺うことができました。
この本はその記録という意味だけでなく、その成果を見ることができる本だと思います。
人形劇に興味を持つ、多くの方に見ていただけるといいと思います。
実は、私もちょっと書かせていただいています。
学生の時に通った「プルチネラ」という劇場のことを書いています。
もし、プルチネラで芝居を見た〜などと言う方がいらっしゃいましたらメールを下さい。まとめてプルチネラの(ファン?)ページでも作ってみようと思います。
よろしくお願いします。